徒然なるままにアメリカへ

アメリカ人(日系)との結婚を機に、興味のカケラもなかったアメリカ移住への道を歩むことに。仕事、妊娠、出産、子育てに渡米準備〜アメリカ生活を綴っていきます。

【渡米】子供のアメリカ出生届手続きについて

どうも、くみです。

 

さて、このブログを開始した理由のひとつ、アメリカ渡米に関する手続き関連の情報提供ですが、これまで特になにも書けてませんでしたが。

ようやく一個書けますよ〜。笑

 

それは子供のアメリカ国籍取得のための出生届手続きです!

片親でもアメリカ人の子供は、アメリカ外で生まれてもアメリカ国籍が取得できます。

なので、その手続きをアメリカ大使館でして来ました!

 

ちなみに、日本は産んだら出産から2週間以内の提出が義務付けられていますが、アメリカの場合は?

なんと18歳になるまで!

つまりは子供が子供のうちはいつでもいいよ〜ってこと。

 

なんと悠長な。笑

 

とはいえ、渡米を考えている我が家では、というか私の配偶者ビザ申請上、子供がいると比較的有利とのことを聞いたので、とりあえず最速で手続きをしようってことになりました。

 

で、アメリカの場合の出生届ですが。

出生届はbirth certificateってやつですね。

 

日本も出生届を出すと同時に、児童手当の申請や保険証があれば乳幼児医療助成申請なども行うように、アメリカでの出生届も、同時に申請するものがあります。

それは、social security cardとpassportです。

なので、3種類の申請をいっぺんにしてきました。

 

出生届を出す上で、まず何よりも先にすべきはアメリカ大使館の予約です。

これがまぁ埋まるのが早い早い!

8/14に予約取って行って来たんですが、8月の予約が開始される7月上旬にソッコーネットで予約を取りました。

ちなみに7月6日時点で7月の予約は満杯。

書類準備よりも予約を先にすることをオススメします。

ちなみに予約サイトは下記です。

ACS Appointment System

英語サイトしかありません。

特にパスポートナンバーとかは必要なく、アメリカ人でもない私でも予約出来ました。

 (実は予約の種類を間違えてたんだよね。。。笑)

 

とりあえず予約をしたのち、書類集めに入ります。

私はいままでフランスの学生ビザを申請したことがあるんですが、ぶっちゃけ人数がアメリカの方が何かと多いからか、大使館の公式サイトの親切さに衝撃を受けました。笑

出生届 | 在日米国大使館・領事館

チェックリストがあるんですよ、書類の!!

これ通りに集めればなんら問題なし!

 

一応我が家が用意した書類を記載します。

  • Form DS-2029(出生届申請書類、最後のサインはしない)
  • Form DS-11(パスポート申請オンラインで登録後プリントアウト)
  • Form SS-5(social security card申請でこっちはサインする)
  • 出生届受理証明書(or出生届記載事項証明書or戸籍謄本) 原本とコピー1枚
  • 上記書類の英訳(自分でやってOK)
  • Marriage certificate 原本とコピー1枚(アメリカで入籍してない場合は戸籍謄本とその英訳)
  • 父親のパスポート 原本とコピー2枚
  • 母親のパスポート 原本とコピー2枚
  • 子供の約5cm×5cmの証明写真 1枚
  • 郵便のレターパックプラス(宛先住所を書いておく)
  • お金 205ドル(日本円OKだが手続き当日のレートになる)
  • 旦那がアメリカに住んでた時の証明用に資格試験合格証明書など数枚

 

ちなみに日本語の証明書の場合、なんと英訳用フォームまで用意されてます!!

Translation Templates | U.S. Embassy & Consulates in Japan

 

どんだけ親切なの!?∑(゚Д゚)

 

さらにForm DS-11のパスポート申請は、まずオンラインで行うんですが、各ページ毎の日本語の操作方法説明さえPDFで用意されています。

そしてsocial Security Cardの申請書類はサンプル(記入例)まであるんですよ!

 

至れり尽くせりですね。

チェックリストも英語版と日本語版があるので、夫婦でそれぞれの言語で確認さえ出来ます。

これだけ懇切丁寧に書かれてたら誰でも出来るよね〜。

問い合わせが多くて充実したのかしら。笑

 

 

さて、日本にいながら集める書類で唯一大変なのはアメリカで入籍した場合はMarriage certificateでしょうね。

これは入籍したアメリカ本土の役所からお取り寄せしなきゃいけません。

ラッキーなことに、私たちはハワイで入籍した際、私のビザ申請で必ず必要になると思い、すでに現地でもらっており、手元にあったんですよね。

日本の場合って、役所からの書類って3カ月以内に出した書類であること、みたいな感じで直近のものじゃないと受け付けてくれなかったりしますが、アメリカのこの書類は期限ないみたい?

1年前のMarriage certificateでも受理されました。

 

 

あとはパスポート用の証明写真ですね。

 

生後2カ月の息子の証明写真。。。?どうやってとるんよ?と思いましたが。

これもご丁寧にしっかり大使館サイトに記載があります。

親が抱っこして黒子のように布被って姿を隠して撮るか、むしろ地面に寝かせて上から撮るってのもOKだそうで。

なので我が家では地面に白いランチョンマットの裏面を敷いて、その上に子供を寝っ転がして上から写真撮りました。

あ、アメリカの証明写真って背景白じゃなきゃいけないんですよ!日本のそこらへんにある証明写真機では背景青なんでNGです!

まぁそもそも指定されたサイズがなくて使えないけど。

 

うまくデジカメで証明写真用の写真は撮ったものの、問題はどうやってプリントアウトするか。

データ持って近くの写真屋さんに持っていく?とも思ったんだけど、ネットプリントみたいなのないかなーって検索したら。。。

 

世の中便利ですね!求めていたサービスがちゃんとありましたよ!!

ピクチャンっていうサービスです↓

コンビニ証明写真200円 | ピクチャン | セブン・ローソン・ファミマで印刷

携帯から画像をアップロードしてサイズ指定してコンビニのプリンターで写真として印刷出来るんです!

しかも世界各国の証明写真サイズに対応!

しかも200円という破格。

こちらを使いましたが操作も簡単で楽でしたー。

 

ということで、比較的簡単に書類が揃いました。

予約した1週間前からドタバタで揃えたけど十分間に合いましたね。

 

 

ということでいざ、アメリカ大使館へ!!

都内の溜池山王にある大使館まで、電車使ったら余裕で1時間以上かかってしまうので、今回は親に甘えて、車で送迎をお願いしちゃいました。

お父さん、ありがとう!!

 

14:30の予約でしたがお盆の時期だったので余裕を持って早めに出発。

そしたらなんと13:30には着いてしまって。

アメリカ大使館近くで降ろしてもらって、時間まで待つってなっても中で待てばいいやーって思ってたんですが。

 

アメリカ大使館のお昼休みって14時までなのねT_T

14時まで大使館の入り口前の歩道で待つ羽目になりました。

曇ってたからまだよかったものの。

晴天だったら死ぬわ〜。。。

 

アメリカ大使館の中に入るにはセキュリティチェックがあります。

ケータイ1台以外の電子機器は持ち込み不可です。

パソコンやらケータイ充電器やら音楽プレーヤーもアウトです。

持っていた場合、預かってもらえませんから、近くの駅のロッカーに入れに行かなきゃいけません。

かつ、荷物も25cm×25cm以内の大きさのバッグじゃないとNG。

ベビーカーOKかわからなかったので、我が家はベビーカーではなくtongaっていう簡易抱っこ紐にしました。

でも中にはベビーカーで来ている方もいて、セキュリティチェックの建物だか大使館建物の入り口だかで預かってもらえるようですよ。

 

マザーズバッグって基本大きいのが多いじゃないですか。

確実アウトだと思い、私は規定内のバッグにオムツの替えだけ入れて入館しました。

車の中に他の荷物置いておけたからね。

電車の方は、駅のロッカーに入れてからがベストかも。

 

ビザの面接用とアメリカ市民サービス(出生届とか公証とか)用でセキュリティチェックの並ぶラインが違います。

アメリカ市民サービス側で並び、セキュリティチェックをして入館。

空港のセキュリティチェックと一緒ですね。

子持ちの場合、比較的すんなり通してくれる印象でした☆

 

そしていざ大使館建物内へ。

この時も簡易的なセキュリティチェックがあります。

まずは窓口7番のとこに置いてあるボックスに、サイトの予約完了画面のプリントアウトした紙を入れて、呼ばれるまで待ちます。

 

それで呼ばれたら窓口に行くんですが、ここで問題発生!!

私間違えて公証の予約しちゃってたんです。

でも、出生届の手続きしに来たんだけどって言ったらすんなり「OK」って言って出生届とかの窓口の方へ案内してもらえました。

 

柔軟な対応!すげぇ!!どっかの国(お○ランス)とは大違い!!笑

 

その後、いったん旦那・息子・私で窓口に呼ばれて行きましたが、お子さんと奥様は椅子にかけてらしてOKですよって言ってもらえ、旦那1人で窓口で手続き。

 

なんと優しい。。。

 

余談ですが、この時公証をもらいに来ていたかなりお年を召したおばあさんとその娘さん(おばさん)がいらっしゃっていて。

どうやら来る途中で体調が悪くなり、そのおばあさんが歩けなくなってしまっていたんです。

そしたら窓口がある部屋まで警備員さんがおばあさんの補助をしてあげ、また公証なので宣誓が必要なんですが、本来窓口まで来て、領事と向かい合って宣誓しますが、待つイスに座った状態のまま、ここからあなたのこと見れるから大丈夫!って領事さんが窓口越しに言って宣誓をしてあげ、さらに帰るためにまた警備員を呼んであげていました。

 

アメリカ市民サービスのスタッフ親切!やべぇ!!(しつこい)

 

アメリカ人って嫌味のない自然な親切な方が多い印象なんですが、まさにそれを目の前で目撃した気分でした。

 

お役所=不親切という私の中の常識が崩れました。笑

 

さて、一旦窓口で書類を全部渡し、他の窓口で手数料を支払い、今度は領事さんから呼ばれるのを待ちます。

この時は3人全員窓口へ。

女性の領事さんは息子を見て、「まあなんてまん丸なお顔!笑」とニコニコしてくれました。

両親2人右手を挙げ、まずは申請した書類に虚偽がないという宣誓。

(これ入籍の時もやったけど違和感半端ない。笑)

その後、Form DS-2029の出生届書類の最後に両親がそれぞれサインで完了。

パスポートと出生届はだいたい1ヶ月〜2ヶ月くらいで提出したレターパックプラスで郵送されるそうです。

social security cardは本国から送られるそうで、そっちは2ヶ月〜3ヶ月かかるそう。

 

 で、完了です。

それなりに他にも市民サービスに来ている方がいましたが、セキュリティチェックを受けてから終わるまで40分くらいでした。

早いね〜。

 

ちなみに市民サービスは建物1階部分なんですが、男女兼用の大型トイレがひとつあって、その中にオムツ替えシートも設置されていました。

ただ、アメリカのシートだったんで、なんちゅーか日本と違って簡易的というか不安定というかむしろ小っちゃくね?という感じでした。

日本のモールとかのトイレって快適なんだなぁと実感w

 

あ、ちなみにアメリカ国籍の親の場合、アメリカに住んでいた証明が必要で、うちの旦那はアメリカの資格試験合格証とかなんか数枚持って行きましたが、提出もせず窓口でどれくらい住んでたかを指定の紙に記入して終わったそうな。

まぁ日本に数年前に来る前まではずっとアメリカだったので、ネイティブって会話とかで通じたからOKだったんですかね?

よくわかりませんが。

 

ということで、息子のアメリカ出生届関係はすんなり終わりましたー!!

 

 

それぞれ書類が到着したら、今度こそ1番めんどい私の配偶者ビザが待ってますね。。。

 

ちなみに、領事さんにさらっと私の配偶者ビザのことを聞きましたが、やっぱり日本から申請するよりも旦那がアメリカ国内から申請した方が早いそうです。

どーすっかなぁー。。。

 

とまぁ、とりあえず1つ終了!

パスポートやらなんやらが届くのを後は待つだけです!

 

 ということで、アメリカ出生届手続き備忘録でした☆

 

 ※なお、ここに書いたのは2017年8月現在の書類提出関連です。

随時指定書類は変わる可能性がありますので、必ず公式の大使館サイトで確認をしてくださいね。

超親切だからサイト見ればなんら問題ないですよ!